さて、前回はタワーマンションのメリットについて書いてきた。では、タワーマンションにはデメリットは無いのか?答えはNoだ。当たり前だが、タワーマンションも万能ではない。やはりデメリットも有る。今回はタワーマンションのデメリットについてお伝えしていこう。
デメリット1.当たり前だが、高層建築物の為、高所恐怖症の人は住むのに向いていない。
デメリット2.タワーマンションは耐震構造ではなく制震構造、免震構造。だから地震が起きたときには、倒れないように地震に合わせて揺れるようになっている。風の影響でも微妙に揺れを感じるマンションもある。揺れることが大嫌いな人も住めないと言えるであろう。
デメリット3.タワーマンションや超高層マンションでは窓が開けられないマンションがよくある。また開閉できても、少し風が強いときには窓を開けられない。建物自体がビル風を起こしやすくなっているためバルコニーがあっても洗濯物は干せないケースが有る。
デメリット4.地震に備えて棚などを固定をするためのビスなどが壁に打てまない。タワーマンションだと壁がコンクリートではなく乾式壁でアンカーが打ちにくく、隣の部屋との壁だと軽量鉄骨に打つことになるのでアンカーが打てません。カッコ悪いのですが突っ張り棒等が必要だ。
デメリット5.エレベーターを長く待つときもある。
デメリット6.デメリット5と重なるが、多数の居住者がいる為、駐車場を待つ時が有る。敷地にも制限が有るため、ほとんどのタワーマンションが機械式だ。出庫ラッシュの時間帯では20~30分待つこともある。
デメリット7.高層階の日当たりの大変良い部屋だと、UVカットシートを貼った窓ガラスを入れていても部屋の壁紙や箪笥が日焼けをするほどの陽射しがある。また日差しが良すぎると夏は24時間エアコンが必要となる場合もある。
デメリット8.高層階でも、窓を開けると外の声や音が意外なほど大きく聞こえてくるときもある。
デメリット9.豊富なコモンスペースやサービスは、それらを維持するためにコストがかかることに跳ね返る。価格やプランの幅があると、逆に様々な価値観の人が一つ屋根の下に暮らすことになり、全員の合意で決めていく「管理」面で労力がいる。
と、これ以外にも小さなデメリットは色々と有るが、大まかなデメリットを記載してみた。駐車場やエレベーター、管理組合の問題等は多数の居住者が入居する大型の物件特有のデメリットと言えるだろう。だが、しかし、年々タワーマンションは増えていき、そしてタワーマンションに居住する人も等しく増えている。やはりデメリットはあるにせよ、それでも人々を惹きつけてやまない魅力をタワーマンションは持っているという事だろう。
タワーマンションの持つメリット、デメリットをそれぞれ良く認識、検討した上で住む事をお勧めする。以下は都心の主要タワーマンションである。一度ご覧頂いてはいかがだろうか。
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